06/3/13

WEAI 10th Biennial Pacific Rim Conference 基調講演

2013年3月14〜17日に開催された Western Economic Association International (WEAI), 10th Biennial Pacific Rim Conference の基調講演にて撮影された貴重な映像を講演者の先生方,WEAIのご好意で公開させていただけることになりました。関係各位に心よりお礼申し上げます。

清家篤先生 “Human Resource Management in Times of Changing SocioEconomic Structure”

ジョージ・カウフマン先生 “Too Big to Fail in Banking: What Does It Mean?”

伊藤隆敏先生 “Human vs. Machine: Impact of Changing Microstructure on the Efficiency of the Foreign Exchange Market”

ロバート・エングル先生 “Global Financial Stability and Systemic Risk Today”

WEAI 10th Biennial Pacific Rim Conference では公益財団法人KIER経済研究財団,市場の質の経済学研究プロジェクト(特別推進研究「経済危機と社会インフラの複雑系分析」#23000001グローバルCOEプログラム「市場の高質化と市場インフラの総合的設計」)も協賛・協力させていただきました。

当研究プロジェクトが企画したオーガナイズドセッションの一覧はこちらでご覧いただけます。

当プロジェクトによる動画一覧はこちら

03/16/13

WEAI 10th Pacific Rim Conference 公開討論会のご案内(3/17 11:15〜)

慶応義塾大学で開催中の WEAI 10th Biennial Pacific Rim Conference では公開討論会(使用言語は英語,同時通訳なし)が予定されております。一般参加(無料)も受け付けております。お席はまだ残っておりますので,参加ご希望の方は 登録フォームにてお申込みの上,直接会場までお越しください。

WEAI Roundtable Discussion

討論タイトル
“Evaluating the Current Policies of the Federal Reserve and the Bank of Japan”
登壇者
  • Professor Robert Engle (Nobel Prize Laureate)
  • Professor Takatoshi Ito (Professor, University of Tokyo)
  • Professor George Kaufman (President, WEAI)
  • Professor Takeo Hoshi (Professor, University of California, San Diego)
日時
2013年3月17日(日) 11:15 ~ 12:45
会場
慶應義塾大学南校舎 5階 南ホール
申込
参加を希望される方はこちらのフォームからお申込みをお願いします

なお,本カンファレンスの他のプログラム(一般セッション,基調講演)への参加は有料の参加登録が必要になりますのでお気をつけください。

 
10/14/12

Market Quality Research Project Workshop “Global Economy in Turmoil” (2012/10/14)

本日、千葉経済大学において当研究プロジェクト Market Quality Research Project 主催のワークショップ『Market Quality Research Project Workshop “Global Economy in Turmoil”』がIEFS Japan,ならびに先端経済理論の国際的共同研究拠点との共催にて開催されています。
Session Speaker Title
#0 Hiroshi Fujiu and Makoto Yano
Opening Address  
#1 Hiroshi Fujiu
Chiba Keizai University
Two-Sided Transfers from Adult Children of Elderly Persons
#2 Fumio Dei
Kobe University
Discrete Demand Shift Dumping
#3 Jiawei Chen
UC Irvine
How Do Switching Costs Affect Market Concentration and Prices in Network Industries?
#4 James R. Markusen
University of Colorado, Boulder
Per-Capita Income as a Determinant of Cooperative and Non-Cooperative International Trade Policy
#5 Hodaka Morita
Australian School of Business, UNSW
Choice of Product Architecture and Labor Turnover
#6 Rui Ota
Chiba Keizai University
‘Law of Rising Price’ in an Imperfectly Competitive Declining Industry
#7 Makoto Yano
Kyoto University
Price Competition or Price Leadership

千葉経済大学 藤生先生による挨拶および第1セッション opening address by prof fujiu

09/27/12

コス島にて開催されたICNAAM2012に参加してきました

こんにちは、研究員の佐藤です。先生方、院生さん、そして特に事務部門のスタッフさん方にWordpressの操作をマスターしていただいて最近では当ブログのお手伝いする機会もめっきり少なくなってしまいましたが、今回国際学会に参加してきましたのでその報告をさせていただきたいと思います。当方1人で参加ということで普段のセミナー参加・開催報告などに比べると風景写真が多くなってしまうことをお許しください。

ICNAAM2012 Entrance

2012年9月19-25日,コス(ギリシャ)にて開催されたICNAAM (International Conference on Numerical Analysis and Applied Mathematics) に参加してきました。今年で10回目になるこの国際会議では数値解析,数値アルゴリズムを中心に,情報理論,制御理論などの応用数学の研究発表が行われます。少数ではありますがゲーム理論,ファイナンスなど経済分野に関するセッションも企画されています。私は20日夜に開催されたセッション “Recent Advances and Current Research on the Difference Equations and Its Applications” で報告を行いました(写真は岐阜聖徳学園大学の阿部邦美先生に撮っていただきました。ありがとうございます)。夜開催ということもあって参加者は数名という小さい規模になりましたが、その分セッション前後にゆっくりと話す機会ができました。

ICNAAM2012 Sato Presentation

個人的に興味深いと感じた研究は Kahlsruhe Institute of Technology のTobias Jahnke教授による研究。システムバイオロジーの決定論的な化学反応モデルは(ウイルスなどの)個体数が大きい場合には当てはまりがよい一方で、個体数が少ない場合には現象をうまく記述できない。確率論的なモデルでは、個体数が小さい場合にもうまく現象を記述できる一方で、反応が頻繁に起こる状況では数値解析のコストが高い。そこで Piecewise-deterministic Modelというハイブリッドモデルが開発されていて、今回の発表されたのはこのハイブリッドモデルが従来のモデルの近似になっているということを示した研究でした(間違いがありましたら教えていただけると幸いです)

ICNAAM2012 Jahnke

ヒポクラテス生誕の地として知られるコス島には(因果関係は不明ですが)、医学の神アスクレピオスを祭った神殿兼療養所のアスクレピオンがあり、現在でも遺跡の見学が可能です。学会会場からはバスで30分ほどの場所にあり、学会主催のオフィシャルツアーで案内していただきました。この日はICNAAMのセッションは午前中のみの開催ということもあり参加者とその家族の多くがツアーに参加しています。歴史や旅情を描くには私には知識も筆力も不足しておりますので例えばこちらをご覧ください → ヒポクラテスの故郷と西洋医学の源流を訪ねて

ICNAAM2012 Excursion

最後に、ボドルム(トルコ)のバザールを見物してきましたので一枚。コス島からボドルムまではフェリーでおよそ1時間ほどの距離にあります。コス島のツアーガイドさんによると買い物は「できるだけ安くしてもらうように交渉しなさい」とのこと。こちらの市場は「正札掛値なし」とはいかないようです

ICNAAM2012 Excursion
06/19/12

日本経済新聞 「やさしい経済学: 危機・先人に学ぶ マーシャル」

 (pdf)

2012年6月19日より,market-quality.net サイトオーナーの矢野誠教授(京都大学)が日本経済新聞「やさしい経済学」に掲載されています。本連載では,19 世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した大経済学者アルフレッド・マーシャルの著作を読み解き,現代の経済問題について考察します。

連載に関するご意見やご感想などは下のコメント欄にお気軽にどうぞ!


2012/07/02 追記

日本経済新聞 「やさしい経済学: 危機・先人に学ぶ マーシャル」をダウンロードしてご覧になれます!
← ダウンロードはこちら

 

Twitter でのコメントを発見可能な範囲で集めました。パブリックに編集可能ですので「自分も発言したよ!」「あの人も発言してたよ!」などありましたら投稿していただけると幸いです! @market_quality

 
06/17/12

Market Quality Workshop が開催されました(2012/6/17)

特別推進研究「経済危機と社会インフラの複雑系分析」研究メンバーによるワークショップが開催されました.(こちらでは一部抜粋によりお伝えいたします.詳細なレポートは特別推進のサイトに後日掲載されると思います)

◇ 矢野誠 「市場の質と経済危機について」


矢野 (2005)『「質の時代」のシステム改革―良い市場とは何か? 』では,市場の質が低下するたびに,新しい世界の中で市場の使い方を見出す法整備が行われてきており,市場の質が知的財産権,労働法,独占禁止法,証券法,M&A法などのきっかけになっているという考えが示された.このアイデアに基づき,当研究プロジェクトでは法学と経済学の連携が重要と考えています.

このワークショップでは,矢野 (2005)による分析をベースに市場の質についての基礎的な内容から,リーマン・ショックにおける金融危機,近年の日本の経済状態についての分析までを含めた概説的な内容をお話いただきました.

理論的な成果としては,Yano-Furukawa (2012, unpublished) において,知的財産権の保護が産業革命サイクルを引き起こし,技術革新や市場の低下が必然的に起こるメカニズムが発見されました.

Yano's Talk

◇ 小松原崇史 「証券市場の質に関するJHPSデータ」


JHPSデータ=KIERと慶応大学と共同で行なっている家計調査.慶応義塾大学が21世紀COEプログラムの資金によって2004年から開始,その後,京大・慶応連携グローバルCOEプログラムに引き継がれました.この調査結果は「日本の家計行動のダイナミズム」という書名で,慶応義塾大学出版会から出版され,2011年度時点で第7巻まで刊行されています

2011年度より特別推進研究「経済危機と社会インフラの複雑系分析」もパネル調査に参加しています.証券市場に需要者として参加する家計が証券市場についてどのようなイメージをもっているかを知る必要があるという問題意識ので,今年度より証券市場に対する意識調査が新たに追加され,この部分について小松原先生に解説していただきました.合わせて今後の実証研究の基礎となる理論的な方法論についても解説をいただきました

研究は進行中ですので,実証結果は書籍・論文の刊行をお待ち下さい

Komatsubara's Talk

◇ 太田勝造 「Law and Disaster: Information Handling and Information Dissemination in Crisis」


震災発生時,海外メディアで報道される事実であっても,日本のメディアでは報道されなかった多くの事実があったと伝えられています.これは,日本のエリートは震災後の危機管理ついて愚民感があるのではないかと考えられています.つまり,事実をそのまま流すとパニックになると考え,歪んだ情報公開を行なっていた可能性があります.しかしこれまでの歴史上,報道によって引き起こされた大きなパニックは観測されていません.

太田先生の研究では「受信した情報に基づく行動」および「受信した情報の確認作業」についての広範な社会調査(インターネット調査)を行なっています.たとえば,人々は「災害時に他人はパニック行動を取ると思う」傾向がある一方で,「自分はパニック行動を取らないと思う」傾向が見られるようです.また,「平時は情報の規制を支持し,災害時は情報の規制に反対する」傾向にあるという興味深い結果が得られています.

Ota's talk

06/1/12

Daniel Sullivan 先生セミナー: 第43回 CAPS研究会のお知らせ (2012/06/04)

第43回CAPS研究会 (PDF)

日時
2012/06/04 16:30–18:00
講演者
Daniel G. Sullivan,
Executive Vice President and Director of Research,
Federal Reserve Bank of Chicago
講演タイトル
“Manufacturing Plants’ Use of Temporary Workers: An Analysis Using Census Micro Data”
会場
京都大学経済研究所北館 N201 (地図)

6月4日16時30分より,経済研究所にて第43回CAPS研究会が開催されます。

Review of International Economics 19 (4)

August 2011

Quality of Labor Markets in a Developing Country

Summary

低質な労働市場環境にある発展途上国が労働市場の高質化を目指した政策を支持するか否かについて,2期間貿易モデルによって分析される.

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05/1/12

Workshop on Trade, Macroeconomic Dynamics and Political Economy

こんにちはサイト管理人の佐藤です。みなさまゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。

私は先週末に 出井文男先生神戸大学大学院経営学研究科)と香港城市大學(City University of Hong Kong)で開催された Workshop on Trade, Macroeconomic Dynamics and Political Economy に参加させていただきました。矢野先生の代理で共著論文についてお話させていただいたのですが,急な予定変更にもかかわらず迅速に対応いただき,香港城市大學の先生方,スタッフの皆様の学会運営の緻密さに感動しました。

会場はすべての席にPCとモニタがついているマルチメディア室。報告者のスライドが目の前のモニタにも映し出されます。データがたくさん盛り込まれた発表だとこういう作りがありがたいですね(僕自信は有効活用できずで残念でした。)下の写真は開催を待つ ロナルド・ジョーンズ先生(University of Rochester)と出井先生。

Jones and Dei in the Workshop Room

主催者である香港城市大學 Eden Yu 先生による開会の辞。 Prof Eden Yu

今回のワークショップは基調講演としてロナルド・ジョーンズ先生に “On Blending Competitive Trade Models” という講演をしていただきました。国際貿易理論の基礎を作った研究者のお話とあって,やはり聞く方も背筋が伸びます。 Prof Jones's paper Prof Ronald W Jones

今回のワークショップはどの発表もレベルが高く、よい刺激になりました。特に政治経済学の研究報告は,僕はこれまでほとんど聞いたことがなかったのですが,とても興味深かったです。これから勉強してみよう。(経済問題を考える上で政治決定のプロセスに着目することは欠かせない視点ですね。と,そんなところから始まって出井先生と話をしていたら,出井先生の論文 “Quality of Labor Markets in a Developing Country” (2011, Review of International Economics) を教えてもらいました。教育投資に係わる政治決定のプロセスと労働市場の質との関係を調べた論文だそうです)

さて,最後に発表者の集合写真と香港の夜景。
presenters Hong Kong